<<日常と非日常 2017/日常と非日常の話題をお届けします。 小林勝>>

 

日常と非日常 2017

讀賣新聞 気流 2018.2.6 小林勝

U‐25 「漫画は文化 なぜ学校で禁止?」

 

皆さん、讀賣新聞2月6日(火) 朝刊・気流のU-25の 「漫画は文化 なぜ学校で禁止?」を

お読みになりましたか?

千葉県にお住いの 天野さん(13歳)の文章です。

漫画は、「今や世界に通用する日本の文化だ。」と声高からかに主張されています。

読んでいて気持ちがいいですね。学校で漫画を読むことで、国語の勉強になり

発想力を高めることができるとおっしゃっています。

私も「社交ダンスは文化です」と 2018.1.27にしたためたのですが、

漫画も もちろん文化です。

日本の文化が、どんどん世界に発信されていくといいですね。

 

この日の気流のU-25(アンダー25なのか ユース25なのか?)には、

「席を譲って、断られた」(さいたま市・松延さん 16歳)とか

「幽霊に遭遇したら」(町田市・夏海さん 15歳)の文章も載っています。

編集者は、若い人の生き生きとした息遣いが伝わってくる文章を扱っていて

楽しくてしょうがないかもしれませんね。

 

整体体験会 2017.12.30 小林勝

整体接骨院 無料体験会

 2017年10月

先日、地元の整体接骨院の無料体験会があり受診してきました。問診5分、治療10分くらいでした。

何か運動をしていますか? と聞かれ「はい、ダンスをやっています」と胸を張って答えました。
元気なのは ここまで・・。

腕を上げたとき腕が耳に着きません。右はいいほうですが、左はガチガチに硬くて全然ダメでした。

腕を動かして貰ったり押し付けて貰ったりしたら、かなり柔らかくなりました。
40肩・50肩と同じ症状だそうです。

「今のうちに柔らかくしておかないと、これからますます硬くなりますよ」と

優しく (やさしく) 脅かして (おどかして) いただきました。
「明日から治療に来てください」と言われましたが 「考えてからお邪魔します」と言って退散しました。

運動をするとき、必ず 準備体操 (ウォーミングアップ) と終わった時に 整理体操 (クールダウン) を
やる必要があると言われました。私たちはダンスをする前と終わった後に、体操をしないでしまっていますね。

12月9日の 坪田麻里先生の健康医学講座、ストレッチの大事さを考える ちょうどよい機会でした。
 非日常生活の体験会で体験した身体のケア、常日頃から ちょっとした運動やウォーキングをすれば、

日常の世界につなげることが出来そうです。

 

<引用> 讀賣新聞2017.11.12朝刊 2017.11.17 小林勝

日曜の朝に 自分は騙されない?

 

「え、なんでこんなに高額なの!?」。先月、クレジットカードの明細書に記載された請求額を見て驚いた。

自分の知らぬ間にキャッシング機能で約30万円が引き出されていたのだ。

明細書によると現金は8月下旬、スイス・ジュネーブ空港の現金自動預け払い機(ATM)で出金されていた。

同国を旅行中に出会った外国人の男の顔が直ぐに(目に)浮かんだ。

空港のロビー。男が焦った様子で近付いてきた。「日本人の友人が、乗り継ぐ予定の便に遅れた。

彼はこの空港の搭乗口付近にいて会えないので、電話で代替策を話したい。」

さらに「自分の携帯電話は壊れているので、クレジットカードを使って公衆電話から電話をしてほしい。

電話代は後で現金で払う」と英語で頼んできた。

求めに応じ、公衆電話にカードを入れて暗証番号などを入力した。でも、うまく作動しない。

「このカードが使える電話があるか、空港スタッフに聞いてくる」。男はカードを渡すよう求め、

私が不審がると、大金が入った財布を預けてきた。そして、カードを手に立ち去って10分後。

男は「結局、よく分からなかった」と戻ってきて、カードを返した。

今思えば、公衆電話を操作中に暗証番号を盗み見て、私から離れている間にATMで現金を出金したのだろう。

日本クレジット協会によると、カードの不正使用による被害額は昨年、海外も含めて約141億円。

近年、増加傾向という。私が遭遇した手口は特に欧州で多く、「『海外は事情が違うのだろう』と、

ついカードを渡してしまう人がいる」と広報担当者。

仕事柄、連日のように詐欺被害の報道に触れているのに、今回は男の巧みな演技で「非日常的な世界」に

引きずり込まれ、冷静な判断を欠いてしまった。

幸い、カード会社に経緯を説明すると現金は返ってくることになった。

他人にカードを渡した自分の愚かさを猛省するとともに、「自分はだまされない」は大きな勘違いであることなど、

多くを学ぶ経験となった。

(山村翠)

 

青年は荒野をめざす(北欧の旅) 2017.10.10 小林勝

北欧の旅

 

讀賣新聞の編集手帳の話題をひとつ。

HPの「本の中の北欧」に「青年は荒野をめざす」の出だしを書いたのですが、

行ったこともない国や、乗ったこともない船のことを書くのはやはり無理でした。

途中で挫折しました。

 本の中の北欧

 

白夜 (びゃくや) や オーロラを見たくて、旧ソ連(ソビエト連邦)や北欧に憧れ(あこがれ)

五木寛之さんの 「青年は荒野をめざす」や 「さらばモスクワ愚連隊」、

「蒼ざめた馬を見よ」などを読みふけりました。

 五木寛之著「青年は荒野をめざす」: 明日香亮・残日録

 青年は荒野をめざす'99: 『ブタネコのトラウマ』 Blog版

 五木寛之の「青年は荒野をめざす」 - エカワ珈琲店のブログ

 さらばモスクワ愚連隊』1967年 五木寛之さん : ライフ : 読売新聞(よみうりオンライン)

 お奨めミステリー小説 (180) 『蒼ざめた馬を見よ』 五木寛之 観たい・聴きたい・読みたい

   

以前、讀賣新聞の編集手帳にナホトカ行きの客船バイカル号が

横浜の大桟橋から出発するとの記述がありました。

「本の中の北欧」を参考にされて、讀賣・編集手帳に横浜大桟橋から出発するバイカル号のことを

書いていただけただけでも、HPに載せたことがよかったかなと思っています。

  

小説家さん、1を聞いて10を書けるなんて、ありゃ天才ですね。

でも、見方を変えると「平気で あること、ないことを書ける」なんて

かなりの大嘘つき(おおうそつき)です。

村上春樹さんの小説に、フィンランドの荒涼(こうりょう)たる樹林(じゅりん)の描写があります。

あそこは、「ああ、あの風景の描写だ」とわかりました。

フィンランドの国際空港から中央駅に向かうバスから見える荒涼とした樹林です。

日本でいうと北海道や長野の蓼科(たてしな)の針葉樹・広葉樹が雪に覆われた樹海(じゅかい)の感じです。

渡辺淳一さんの「失楽園」の最後、死に場所を求めて雪の樹海をさまようわけですが、

「荒涼とした樹海」 あんな感じです。

フィンランドの国際空港に飛行機が近づくと FUJITSU (富士通) の大きな看板が見えます。

あれで、10時間半の長旅の疲れが少し和らぎました。

 

<引用写真/讀賣新聞> 中秋の名月 2017.10.5 小林勝

中秋の名月(お月見)

ライトアップされた舞鶴城公園の稲荷櫓(やぐら)と、

雲の切れ間から見えた月(4日午後6時10分)

<引用> 中秋の名月(読売新聞)

療養生活 2017.10.5 小林勝

療養生活/お日さまと水と体温UP(あっぷ)

 

昨日は、中秋の名月(いわゆるお月見)でした。

スーパー銭湯の露天の岩風呂から黄色く輝くお月様を 拝む(おがむ)ことができました。

ちょうど、お風呂でご一緒になった写真スタジオを経営している写真家の方のお話では、

1000ミリ (mm) の望遠レンズで1センチメートル (cm) のお月様を撮影できるそうです。

私の 300ミリ (mm) の望遠レンズだと 3ミリメートル (mm) ということになりますね。

三脚を立てて必死に撮影しても 3ミリメートル (mm) です。

それよりは、新聞社の写真をクレジット入りで引用させて貰って、

のんびりとスーパー銭湯に浸かってお月見をするほうがGoodです。

ということで、讀賣新聞の甲府で撮影されたお月様を引用させて貰いました。

蛇足ながら、この写真家さんのお話では「マスコミで使うカメラは、ほとんどがニコン」だそうです。

ニコンは、三菱電機グループと同じ (旧)三菱財閥系の会社ですからそれはそれで嬉しいのですが、

私のカメラはキャノン製で、しかも望遠レンズはタムロンの中古品です。

世の中のカメラは、ニコンが闊歩(かっぽ)しているなんて聞くんじゃなかったなー・・・。

誰か、ニコンのカメラと望遠レンズをお安く売ってくれる人はいませんか?

中古品でいいですから。

 

さて、読売新聞の朝刊「編集手帳」を執筆されている 竹内政明さんが、

体調を崩したため療養に専念されることが読売新聞に載っていました。

ぜひ、柔らかい日差しの中を散歩して太陽のエネルギーを貰ってください。

さんさんと降り注ぐ日差しは、私たちの生命(せいめい/いのち)を作ってくれています。

もちろん、散歩することで筋肉の退化や老化を防ぐことができます。

そして、身体は水を欲しがりますので水を補給してください。

この二つのことで、身体の治癒力(ちゆりょく)が高まります。

これは、小林教の教祖様のお告げです。教祖様? あッ、私です。

 

あと、ひとつ付け加えるならば体温のUP(体温の上昇)です。

のんびりと、秋田の 玉川温泉(たまがわおんせん)

山梨の 増冨(ますとみ)のラジウム鉱泉に湯治(とうじ)に行ければGoodですが、

行けなくても自宅の ぬるめのお風呂にのんびり浸かって体温のUP(あっぷ)をはかってください。

この3つのことで、身体の治癒力が高まって病気に打ち勝つことができます。

ぜひ、今日から実施してください。善は急げです。

 

あっ、そうそう。前述の写真家さん。ガンと診断されて 余命数か月と言われたのですが、

もう2年以上もぴんぴんしておられます。

お風呂での行動を見ていますと、スーパー銭湯のいろんなお風呂に長ーく入っています。

浸って(つかって)います。一か所に30分くらいは浸かっています。

スパセンに来れる日は、炭酸泉(高温湯&ぬる湯)やヒノキ風呂、岩風呂、

泡がぶくぶくと言っている寝湯(ねゆ/溺れないように浅くて、のんびりと寝れます。)

冷水などをまわって2時間くらいは いらっしゃいますね。

温泉ではなく全部 沸かし湯(わかしゆ)ですが、室内の浴場が広くて気持ちがいいです。

外の露天風呂も、庭に竹が生えていて岩風呂やつぼ風呂があります。

 

私の場合は、カラスの行水(ぎょうずい)で長風呂が嫌いです。

サウナも5分もしないうちに、あの圧迫感のある密室から飛び出してしまいます。

まだ、身体から汗がにじんできていません。

ジイーと、お湯に浸かることが苦手です。もちろん、寝湯もダメです。

それで考えついたのが、冷水と温水に交互に入る方法です。

冷水、16°から18°くらいです。日によって違います。

冷水に下半身、腰から下を せいぜい1分、かろうじて2分前後浸かります。

そのあと、温水(39.5°から42°弱)に浸かります。

これを、5~6回繰り返します。

こうすることで、まあ お風呂に浸かっている時間を長くできているかなと思っています。

カラスの行水をかろうじて防いでいます。

 

<引用> 讀賣新聞 「編集手帳」 2017.10.5 小林勝

讀賣新聞「編集手帳」 筆者交代しました 2017.10.3讀賣新聞・朝刊

 

讀賣新聞の朝刊1面コラム「編集手帳」の執筆担当者が3日、交代しました。

読売新聞東京本社の 竹内政明 取締役論説委員に代わり、清水純一 論説委員が担当します。

竹内論説委員は「編集手帳」の担当になった2001年7月から約16年間にわたって

執筆してきました。

15年5月には日本記者クラブ賞を受賞しています。最近 体調を崩したため、療養に専念することになりました。

清水論説委員は、社会部記者などを経て、14年4月から夕刊のコラム「よみうり寸評」を執筆してきました。

 

残暑が残る今日この頃 2017.9.7 小林勝

湘南の(新)四谷怪談 男のお岩さん(おとこのおいわさん)

 

・・プロローグ・・

9月に入って涼しい日や、ともすると寒い日まである今日この頃。

7月・8月と暑くて 汗が滴る(したたる)ことはあっても、鼻が垂れる(たれる)ことはありませんでした。

ところが、9月に入った途端に鼻がグジュグジュグいって、鼻水が垂れる日も出てきました。

8月の最後の日曜日、かなり涼しかったですね。前の晩、冷気が漂っていて翌朝は寒いくらいでした。

ところが、翌 月曜日からはまた暑くて 往生(おうじょう)しました。

それから1週間くらいは暑かったのですが、その後は 秋風が吹くようになりましたね。

秋の虫の鳴き声が聞こえる今日この頃です。

 

ここのところ、また暑さが戻ってきていますね。

寝苦しい夜が恋しかったころの小話(こばなし)を一席、ゴホン。

 

「湘南の(新)四谷怪談 男のお岩さん」のはじまり―・・・。

草木も眠る 丑三つ(うしみつ)時、

ここは湘南のうっそうとした林に囲まれた茅葺き(かやぶき)屋根がある 古ーいお屋敷。

ホウホウ。ホホッホ ホウ。

月のない新月の夜、フクロウの鳴き声だけが闇夜に響き渡ります。

母屋(おもや)の裏手のなまこ壁の土蔵の隣にある つるべ井戸。

(つな/ロープ)が廻してある滑車(かっしゃ)が カラっ、カラっと回り始めました。

カラっ・・・、カラっ・・・。

そして、黒い人影が つるべ井戸から顔を出しました。

出たー!!

男のお岩さんが顔を出しました。

 

漆に負けてしまった!!

数週間前、目の周りの顔が腫れて(はれて)、目がなくなりました。

目の周りの皮膚が腫れて目が点になってしまったのです。

「男のお岩さん」になってしまいました。

最初は、理由がわかりませんでした。

スーパー銭湯に行ったら、殺菌に使っている塩素に反応して皮膚が赤くなりました。

それで、てっきり自宅の漂白剤を吸い込んだせいで、塩素中毒を起こしたのかと思いました。

実は、もう1か月ほど前にも同じ症状が出たんです。

それで、何んかおかしいと思っていたところ、

どうやら 漆(うるし)に負けたことが分かったのです。

 

私の田舎は、岩手県の 水沢市(みずさわし 奥州市/おうしゅうし)ですが、

奥州市水沢区の北の 北上市(きたかみし)の手前の 金ヶ崎町(胆沢郡/いさわぐんかねがさきちょう)までは、

同じ岩手県なのに 南部藩(なんぶはん)ではなく 伊達藩(だてはん)の領地だったようです。

伊達藩では、漆に被れる(かぶれる)ことを「漆に負ける」と言います。

きっと、福島あたりまでは同じ伊達藩ですから同じような言い方をしていると思います。

ちなみに、私は北上市の 黒沢尻工業高校(電気科)に汽車通学していました。

 

自宅の駐車場に一本の木が生えてきましたので、そのうちどこかに移植しようと思っていました。

人間の背丈くらいまで伸びてきたので、半分くらいをちょん切って短くしたんです。

切った枝を何気なく手で掴んで、移動しました。

よもや、漆とは気が付かなくて気軽にやってしまったんです。

その後に、目の周りが腫れてきたんです。

2回とも同じ症状が出ました。

目の周りは腫れて盛り上がって、目が点というよりか線になってしまいました。

皮膚は、赤くなりました。

スーパー銭湯に浸かったら、増々 赤くなりました。

 

段々と治ってきたのですが、目の下の皮膚(筋肉)に深い溝が出来てしまいました。

いわゆる、シワです。

浦島太郎は玉手箱(たまてばこ)を開けて白い煙を浴びたら老人になってしまったそうですが、

私も一気に更けてしまったような感じがしてしまいました。

幸い、昨日・今日 鏡で見たところ、深い溝はなくなっていました。

でもまだ、目の周りが黒ずんだ感じが残っていて、一見 外人さんみたいでいい感じもしますが、

やはり自分の顔ではありません。

早く、元通りになりたいです。

 

子供のころ、漆の汁を採取したことを思い出しました。

私の田舎は、水沢区羽田町(はだちょう)といいますが、鋳物工場(いものこうば)の町なんです。

吉永小百合さんと浜田光夫さんのキューポラの街(川口)と同様に、鋳物工場の町です。

 キューポラのある街

 キューポラのある街(1962年/日本) : 映画の感想を綴るブログ

 

何せ、小学校の校歌「空には工場(こうば)の鉄の煙(けむ)」と朝礼で歌わされていました。

・・もう、その前後の歌詞は覚えていませんけど・・

あちこちに鋳物工場があって、キューポラ(溶鉱炉/ようこうろ)から煙が棚引いて(たなびいて)いました。

溶鉱炉から取り出された灰(ノロ)の中に、鉄の塊が混じっていました。

それを、小学校の帰り道に拾いました。

たまに、怒られたりもしましたが、子供なので大目に見てくれて自由にとっていい工場もありました。

それを金物屋さんに売りに行くんです。一貫目(4Kg) 幾らと値段が付きました。

10円玉を何個か貰ったと思いますが、金額はもう覚えていません。

町中が煤煙(ばいえん)で匂いが漂よっていましたが、それが普通と思って気にもなりませんでした。

水路は、排水でドロドロに汚れていましたね。

今でいう公害です。ですが、当時はそれが当たり前の日常でした。

 

鋳鉄(いてつ)で出来た 鉄瓶(てつびん)や 風鈴(ふうりん)

まだ鋳型(いがた)から取り出して熱いときに漆を塗るんですね。

それで、漆を採取すると工場で買って貰えるんです。

漆は、木の下を通るだけで負ける人もいます。

わんぱくだった子供のころ、漆の木に触っても負けなかったんです。

それで気をよくして、子供たち皆んなの前で漆の木に登って見せたんです。

子供のころから、バカだったんですね!!

体中が漆に負けて、真っ赤に腫れあがったんです。

ドジョウのヌルヌルがいいとか言って、母親がドジョウを体中に塗りたくってくれたのですが、

治らなかったような気がします。

しばらく、うめいていました。